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【実話】あの頃のYouTubeで体験したこと【暴露】

エガちゃんねる EGA-CHANNEL - YouTube

「エガちゃんねる」始動の話題が冷めやらぬというのに、もう登録者数が100万を超えたそうです。このようにものすごい勢いでミリオンを達成するのは令和のYouTuberだからでしょうか。

もはや個人の領域を超えてその名を知られた芸能人たちが手を出すのだから、軽々とミリオン達成してもおかしくないのはわかってる。そんな世の中だから、少し昔のYouTubeを回想してみる。

 

私は昔、今よりずっとYouTubeを見ていたし、実は名もなきYouTuberだった。そんな約8年前から6年前までのほろ苦い思い出と黒歴史を背負いながら今日も生きていて、その背負うものをここに明かしたいと思う。関係者に配慮して伏字多めですが、エピソードはすべて実話です。

 

2012年頃のYouTubeは現在と比べればまだまだ少数のコミュニティだった。YouTuberという言葉が出てきて、登録者数がほんの2万程度のYouTuberが大物として受け入れられていたし、1動画のコメント数20件くらいが普通だった時代。当時のYouTuberは大物から中小までの距離が狭かったのといい歳した大人が多くて、その人たちが盛んにコラボしている印象があった。私のほうもそういったコラボ動画を通じて視野を広げていったし、今より個人の影響力や存在感が強かった。YouTuber事務所みたいな組織なんてなかったから、フリーランスのYouTuberが当たり前だった。

当時のYouTubeに関して個人的に特筆すべきことは、私の現時点の人生では珍しく懐古的(昔は良かった!)的な思考ができることである。実際そう考える人もいると思うのだけど、今でもこの頃に記憶に刷り込まれた動画を探すことがあるし、いろんな人を覚えてる。

私は2012年上旬頃から動画投稿を開始(注:完全なる趣味)し、どうでもいいネタ動画を撮って出し方式で毎日のように投稿していた。あまり使っていなかったブラウン管のテレビを直撮りした、ありふれたゲーム実況が最初の投稿動画だったことを覚えてる。

当時は今のYouTubeにありがちな過激な雰囲気はまったく感じていなかった。私の知ってる人は王道コメディ系、サブカル・ガジェット系が多かったから、自然とそっちのコミュニティばかり認知するようになっていた。

下旬、ある撮影会に参加したのだけど、それがはじめて参加したYouTuber主催のイベントだった。なんでも撮影協力者が必要らしくて、それで飛び入り参加したのだけど、ぎこちないなりによく動いたつもり。ちなみに主催のYouTuberは現在物書きしてるらしい。望ましい。

年末には撮影会を兼ねたイベントがあり、ライブなどの催しもあった。ゲストとして最近テレビ出演した現代アーティストや昨年とある出来事で話題になった人も参加していて、かなり大掛かりなイベントで、これはかなり楽しかった。

 

翌2013年は私がYouTubeで一番暴れていた時期でした。今はシャイな私も当時は目立ちたがり屋で、無名にも関わらず大物YouTuber主催のオフ会にこぞって参加し、コラボ撮影もかなりやった。

若手YouTuberの合同イベントなんかは参加者がかなり多くて、あれほど豪華なオフ会はたぶん二度とないし、やったとしても事務所のシステムが広まった現在ではあの規模でゲリラ的な空気はまず出せない。

そんな風に東京でイベントがあれば即座に駆けつけたし、センスある紳士系YouTuberがオフ会の合同主催者を探してるなんてこともあって、何を思ったのか私はそれに名乗りを上げてしまった。

ところが、その相手は以下に引用する大物YouTuberの立場と完全に一致してたので、いい事例やね〜。

そのー、コラボしませんかって言う人はね、俺より、チャンネル登録者が少なかったんですよ。チャンネル登録者少ないし、総再生数もなかったんで少なかったんで

私のような無名を相手に、「君の甘えじゃないか」などと言わずに快く共同主催を受け入れてくれた紳士には感謝しかありません。

結果的にそのイベントには参加者がいらっしゃいました。もちろん100%相手方の視聴者で、私のことはまったく知らないようでしたが意気投合し、無事にオフ会は成功しましたよ?

 

その後、知り合ったYouTuberと連絡を取り合い、合同でオフ会を開催しました。それには某コメディ系YouTuberも参加していて、コラボもしました。裏を返せば彼が有名になる前に交流していたことがあるということなんですね。

数年後、彼がテレビ出演をした際には「出世したなー」と思ったものです。コメディアンとしてのキャラクターが、テレビで際立ったんでしょうね。

 

さらに、例のアレで密かに人気を呼ぶことになるYouTuberとも交流しました。最初は私が彼にコメントをして、相手からコラボしませんか?と気軽に言ってきたので、上記のようにコラボに飢えてた私はそうすることにしました。

この話は数年にわたって続くくらい長いし、かなりヤバいこともあるので経過は省きますが、結果的には例のアレに見つかって掲示板にスレが立ち、動画が原因でアンチに特定され、ニコニコでは「隠し玉」として扱われました。

引退宣言をしてチャンネルを削除した後、彼が出てる動画を見つけた。元気で何より(笑)。

 

さて、このようにクソガキっぷりを発揮した私ですが、2014年になると急激にYouTubeへの熱が冷めていきました。見るには見るけど、やる気は出ないというものです。最終的に投稿動画はすべて非公開のち削除し、もう見ることはできません。ただ、自分の記憶には残ってますし、ネットの片隅には当時のものがわずかに残ってるかもしれませんが、探したところで要領を得ないでしょう。

当時私が見ていたYouTuberも、結構な人たちが引退したり、珍しいパターンでは芸能人みたいなことをしてスキャンダルに消えた人もいますね。それでも、やっぱり原点はYouTubeの動画たちです。メントスコーラに思いを寄せ、ビックリ動画に慄いたことはまた別の話ですが、これだけは言えます。二度とYouTuberになろうとはしません。

 

以下はおまけ(もちろん実話です)。

ある日、家の近くのバス停でバス待ちをしていたら、自転車に乗った青年とガン見に近い形で目が合いました。まるで恋愛モノのワンシーンみたいですが、そういうわけではありません。相手も私と似たような違和感を覚えたかもしれませんが、おそらくその青年はCGを駆使した動画を投稿していた人なんです。顔を出していたので、私は覚えていました。なので人違いならすぐに気づくでしょう。

 

ある夜、家で動画を見ていたら外からでかい声が聞こえました。男の声で、2人組のようでした。やたら大きな声だったので、イヤホンを外して聞いてみると、その2人の声が某◯捕されたYouTuberで、もう1人はその人とよくつるんでいた某YouTuberだったのです。普通、2人とも声が確信的に似てるなんてことはないでしょう。私はいっそのこと家を飛び出して顔を確認しようかと思いましたが、夜だったのでやめました。一番奇妙なのはなんで私の家の前なんかを歩いていたのか、ということです。謎ですね。