1KBの価値 コラムつき

1KBくらいの長さだとしても、書きたいと思ったものを書きたい。

公園へ

約60日の沈黙。

 

やはりたまには散歩をしないと辛いものだ。用事を抱えていても、今はそんな季節じゃないし。そんなわけで、近くの公園に出かけた。厳密には隣町でも、自分の生活圏とは区別がない。街道を抜け、住宅の奥にある公園は広々としているが、それでも普段と比べて人が多い。遠くにある段の上に座り、ギターの弾き語りをする人や、ただスマホを触ってるだけの人もいる。

こんな様子なので、あまり見ない弾き語りを遠くから眺めるように聴かせてもらい、自分もこの景色に仲間入りするのが気持ちいい。もっとも、三密は一定の距離を取ることで十分に守られている。だが、ひとつ隣の区画には児童公園があって、そこは多くの子供たちがワイワイと声を上げながら、遊具で遊んでいた。遊具が規制されたりしているようだが、今はどうなっているのだろうか。

しばらくして、公園を後にする。さらに裏山のような自然豊かな森のなかへ進むと、どうも人とすれ違う回数が多かった。やはり、みんな散歩に選ぶ場所は同じなのだな。自然のなかの階段を登ると、自分は行ったことない道を進んだ。整備されてるとはいえ、こんな姿もあったのだと思うが、ここだけ人が少ないことは否定できない。人を選ぶ裏道は、今でもそんな存在だった。