1KBの価値 コラムつき

1KBくらいの長さだとしても、書きたいと思ったものを書きたい。

ドキュメンタリー番組。

う〜ん。たま〜にドキュメンタリー番組を見たくなるときがある。大抵、見るものに対して行き場を失っているとき、ふと現れる映像群に惹かれてパッと目を通すんです。

 

膨大な時間の映像をひとつの番組になるよう編集し、しかもそのような取材が色んな人を対象に行われている。これ、もちろん中断はあるけど何年もやったのが1時間ってすんごい濃縮なのかもしれない。

 

そして考えさせられ、前向きになれたりなれなかったりする。病気や生活に関する内容が多いからか、お世辞にもポジティブな印象を持てない作品があるわけだが、それをどちらにも転ばず淡々と放送できれば良いのかな。そういう原点的な部分から最近は失われているらしいし。

 

今でもドキュメンタリーってジャンルは反響を呼ぶし、取り上げられる題材はネット社会と考えれば年々増えていってるのかな──なんて、人の不幸が増えるみたいな言い方ですけど、社会にネットが絡まる環境なんて前からありますからね。

 

けれど、一応は完成した作品を放送してるわけで、例えば病気ならばもう取り上げられた人はもうこの世にいないなんてこともあるので、ある種ひとつの結果をサラリとプロローグで明かしながら追いかけている感じ。

 

そういう部分はなんでもありか。見て感じて考えるとか、別にエンターテイメントでもなく、割り切りにくいのはあるな。フィクションなら思いっきり泣いて笑えるけど、その人らの現実って背景があります。共感の意味でしか涙も流せません。

 

現実を含む生々しさもあって、普通のテレビじゃ映せない時代も感じることができる。今だとしても、同じなんじゃないか?って考えると、昔のドキュメンタリー番組は本当にその当時のことが詰まってます。そう言えるんじゃないでしょうか。