1KBの価値 コラムつき

1KBくらいの長さだとしても、書きたいと思ったものを書きたい。

月に何ページ読めるのか?

本を読むにも波がある。読書の秋というが、最近は4つの季節に読書をする期間が散りばめられたような感じがする。前回、本をよく読んでいたのは1月末から2月上旬のことだった。そして今、ふと家に置いたまま放置していた本を読んでなんだか解消した気分になると同時に、また本を読みたくなってきた。

本を読む波が訪れたときはそうなるように意図したわけではないが、困るのは読まなくなってしまうときだ。いつも短編集を手に取ると、興味本意の場合はぷつりと読むのをやめてしまう。中編や長編ならばなんとかなるのだが、どうしてだろう。短編集は量的に深く切り込みにくいし、テーマこそ同じでも頻繁に物語が変わってしまう。そんな調子だから、読者のほうも付いていく気持ちにならなければならない。

もっと気軽に、継続的に読むことができれば良いが、今度はそうできるだろうか。ひとつの目標として月に1作品読むようにできれば理想的ではある。ついでに、月に何ページ読めるか?といった当たり障りのない達成感も楽しめればさらに良い。

自分は様々な手段で本を探してメモを残している。突然本を読みたくなったとして、何を読もうか?とならないように、常に読みたいと思える作品を身近に置いているのだ。かなりの数があるから、到底すべてを読むことはできないが、日々変化する心境の中で特定の作品を選び出すことも楽しみのひとつだ。